仮想通貨

安全性の高さが売りのハードウェアウォレット|メリット・デメリットや人気機種も

「仮想通貨ウォレットは何を選べばいい?」

「仮想通貨ウォレットは種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」

 

このような悩みを持っている人、いるのではないでしょうか。

 

仮想通貨の取引においてウォレットは必要なツールです。

仮想通貨は、セキュリティ対応を重視することが必要であり、

そのためにもしっかりとしたウォレットを選ばなければなりません。

 

そして、しっかりとしたウォレットを選ぶためには、数あるウォレットの特徴を認識した上で、自分にとって最適なウォレットを選ぶ必要があります。

 

今回は、ウォレットの中でもセキュリティが高いとされる、ハードウェアウォレットについて解説します。

 

具体的には、

・仮想通貨のウォレットの役割

・ハードウェアウォレットのメリット

・ハードウェアウォレットのデメリット

 

以上について、解説していきます。

仮想通貨取引をこれから始めるという人、どんなウォレットを選べばいいのかわからない人など、多くの人に読んでいただければと思います。

 

 

 

 

仮想通貨取引でなぜウォレットが必要? 

 

仮想通貨でウォレットが必要な理由は、しっかりとセキュリティ対策をしておく必要があるためです。

 

仮想通貨取引は、株取引や投資などと異なり、高いセキュリティ意識を持っていなければなりません。

仮想通貨取引所がどのようなセキュリティシステムを持っているかについてしっかり認識しておくことも重要ですし、それとは別に自分がどのようなセキュリティ対策を講じておくかも重要です。

 

仮想通貨取引を始めるためには、仮想通貨取引所に口座を開設する必要がありますが、

口座を開設すると取引所に自動的にウォレットも作られることになります。

 

もちろん、取引所のウォレットに仮想通貨を保管しておくこともできますが、

よりセキュリティ面を重視するならば、自分用のウォレットを用意しておく方が安全性が担保されます。

 

自分用のウォレットで仮想通貨を保管することが推奨される理由は以下です。

 

①仮想通貨の分散管理ができる

引用:https://unsplash.com/photos/em37kS8WJJQ 

 

自分用のウォレットで管理することで、仮想通貨を分散させて管理することができます。

また、いくつかのウォレットを使うことで、さらに細かく分散させて管理することができます。

分散させて保管することは、セキュリティを強化するための鉄則です。

 

②取引所のリスクを避けられる

引用:https://unsplash.com/photos/2_K82gx9Uk8

 

自分用のウォレットを用いることで、取引所のセキュリティリスクを避けることができます。

 

仮想通貨において、ハッキングされることにより仮想通貨が流出してしまうことは、一番にリスクとして考えられる点です。

現に、2018年1月に発生した仮想通貨取引所コインチェック事件では、仮想通貨NEMが一瞬のうちに流出しました。その被害総額は580億円にも及ぶと言われています。

この事件の原因は、取引所のセキュリティの甘さにあったとされています。

 

このように、しっかりとセキュリティを敷いている取引所であっても、穴がないとは言い切れません。

そのため、全ての仮想通貨を取引所の口座に保管しておくことは避けるべきです。

 

③残高確認や送金が簡単

引用:https://unsplash.com/photos/Uf-c4u1usFQ

 

自分用のウォレットで仮想通貨を管理しておくことで、残高確認や送金を容易に行えるというメリットもあります。

特にスマホウォレットなどを用いることで、その操作は非常に簡単に行うことができます。

 

このように、自分用のウォレットを使い、保有する仮想通貨を管理することは、利便性の面からもセキュリティの面からも必要なことと言えるでしょう。

ウォレットについては取引所任せにするのではなく自分で知識を得て、自分の取引のスタイルにはどのウォレットが合っているのかを知り、しっかり目的に応じて使い分けることをおすすめします。 

 

 

 

ハードウェアウォレットとは?

 

ここからは、本記事の本題であるウォレットの一つ、ハードウェアウォレットについて詳しく解説していきます。

 

 

ハードウェアウォレットはコールドウォレットの種類

 

引用:https://unsplash.com/photos/E64OchBn-UA

 

仮想通貨を保有して取引するためには、ウォレットを持っている必要があります。

仮想通貨はコインのように形がないものですからイメージしづらいですが、概念上は銀行に口座を開設し、そこに現金を保有しておくようなイメージというとわかりやすいでしょう。

 

ハードウェアウォレットとは、その仮想通貨を保有するために必要なウォレットの種類の一つです。

ウォレットは大きくわけて2つに分類されます。

ホットウォレットという、仮想通貨をオンライン上で管理するタイプのウォレットが一つです。

もう一つは、コールドウォレットというタイプのウォレットで、仮想通貨をオフライン上で管理するタイプです。

このハードウェアウォレットは、コールドウォレットに分類されます。

 

言葉のイメージからもわかると思いますが、オフライン上で管理されるコールドウォレットはセキュリティや安全性は非常に高いウォレットです。

コールドウォレット上にある仮想通貨がハッキングされたり流出したりするリスクはほとんどないと言われてます。

 

一方で問題なのはホットウォレットです。

オンライン上で管理されているため、利便性や管理コストは低く済むのですが、その一方でセキュリティはコールドウォレットに比較すると万全とは言えません。

現に、世界中で起こっている仮想通貨取引所での仮想通貨流出事件のほとんどは

ホットウォレットで起こっていると言われています。

 

コールドウォレットは安全ですが、その反面管理が煩雑で管理にかかるシステムや人的コストもホットウォレットに比較すると多くかかってしまいます。

 

どちらにも一長一短があるということですね。

 

 

ハードウェアウォレットと秘密鍵

 

引用:https://unsplash.com/photos/SzG0ncGBOeo

 

ハードウェアウォレットは、実際にハードウェアというだけあり、アプリなどのウォレットではなく、現物がある形のウォレットです。

USBのような形状をしており、PCなどのデバイスに接続して使用します。

 

実際には、そのハードウェアの中に仮想通貨が保有されてるわけではありません。

PCなどに専用のソフトをインストールし、そのPCにハードウェアウォレットを接続して、秘密鍵が入力されて初めて、仮想通貨取引を行えるようになります。

 

ハードウェアウォレットの専用のソフトやアプリをそのまま使おうとしても、実際のハードウェアウォレットを接続して、秘密鍵を入力しなければ使用できないような仕様となっています。 

 

つまり、ハードウォレットの中に保有している秘密鍵が、仮想通貨の取引用のアドレスと合致することで初めて仮想通貨取引ができるようになるという仕組みです。

 

 

 

【メリット】ハードウェアウォレット

 

ハードウェアウォレットには、多くのメリットがあります。一つずつ見ていきましょう。

 

安全性が高い


引用:https://unsplash.com/photos/4_41-79dHvE

 

ハードウェアウォレットを使うメリットの一つ目は、その安全性の高さと言えます。

前述していますが、コールドウォレットはホットウォレットに比べて格段にセキュリティ上の安全性が高いため、まずハッキングなどのリスクを負うことはありません。

 

ハッキングや流出リスクを負いたくなければ、選んでおきたいウォレットです。 

 

 

秘密鍵さえ分かればアクセスが可能

引用:https://unsplash.com/photos/y0_vFxOHayg

 

ハードウェアウォレットを選ぶメリットの2つ目は、秘密鍵のコードが分かれば、ハードウェアウォレットの実物がなくとも取引ができるという点です。

 

USBのように小さく持ち歩きしやすいですから、常時携帯しておくことも可能ですが、手元にないという場合でも秘密鍵のコードを入力すれば対応可能です。

仮想通貨は変動制が高いため、急な取引が必要になることもあります。

そんなときに対応できるという面も、ハードウェアウォレットの大きなメリットといえるでしょう。

 

どんな端末でもアクセス可能


引用:https://unsplash.com/photos/pfmKvWLDGoc

 

ハードウェアウォレットは、特定された端末に限らずどんな端末からでもアクセスできる点も大きなメリットです。

ハードウェアウォレットはUSBのような形状をしているため、ポートさえあれば接続が可能です。

特定の端末でなければ接続できないというような制限があると、即時の取引対応などが非常に難しくなりますが、緊急の場合でも出先であっても使えるのはとても利便性が高いポイントです。

 

 

小さいため持ち歩きが便利 

引用:https://unsplash.com/photos/eNIAipH_Bcs

 

ハードウェアウォレットは、USBメモリのように小さいことから、持ち歩いたりバッグに入れておくなど、常に携帯するのにとても便利です。

持ち歩くのに便利ということは、反面紛失しやすいということでもありますが、身の回りのモノの管理がしっかりできるのなら、便利に取り扱えるでしょう。

 

 

 

【デメリット】ハードウェアウォレット

 

メリットばかり見ていると、それ以外には選べなくなるほどいいことばかりなのがハードウェアウォレットです。

しかしその反面、ハードウェアウォレットは実際のモノがあることから生まれるデメリットが多くあります。

 

秘密鍵を盗まれる=仮想通貨を盗まれる


引用:https://unsplash.com/photos/JrjhtBJ-pGU

 

ハードウェアウォレットは、秘密鍵を盗まれてしまうと、ウォレットとしての役割を全く果たさなくなってしまいます。

ハードウェアウォレットは、デバイスに接続して使用するものですが、ハードウェアウォレット自体がなくてもその内部にある秘密鍵もコードさえ分かれば使うことができます。

 

そのため、ハードウェアウォレットを持ち歩いていないときのために紙やスマホにコードをメモしておいたりする場合がありますが、これは避けるべきです。

これを盗まれることは、仮想通貨を流出させてしまうことと同じだからです。

 

また、ハードウェアウォレットを紛失したりするなど、秘密鍵のコードがわからなくなってしまっても同じです。

仮想通貨がそこにあるのに、自分で取り出すことができないのであれば、ないのと同じですよね。

ハードウェアウォレット自体の管理と、秘密鍵の管理については十分な注意が必要になります。

 

 

悪質なハードウェアウォレット犯罪

 


引用:https://unsplash.com/photos/Q7wDdmgCBFg

 

ハードウェアウォレットの特性を悪用した犯罪があるため、これも注意が必要です。

購入したハードウェアウォレットの中身に書き換えがされていたり、仕掛けが施されていて、使い始めたら仮想通貨がハッキングされてしまったというパターンです。

 

ハードウェアウォレットは、購入しても自分自身で初期設定を行う必要があります。

そのため、初期設定済みとして販売されているものは購入を避けたほうがいいでしょう。

 

ハードウェアウォレットは、正規店において信頼できると判断できる場合に購入することをおすすめします。

どんなお店でも出店できるECサイトや、間違ってもフリマサイトなどでは購入しないようにしましょう。

こういったサイトでの購入は、たとえ「新品」と記載されてあっても購入は避けるべきです。

 

 

ハードウェアウォレットは高価 

引用:https://unsplash.com/photos/8lnbXtxFGZw

 

ハードウェアウォレットはとても高価なウォレットです。

そのほとんどが10,000円以上します。

ウェブウォレットなどが使い勝手がよくコストもかからないのに比べて、購入ハードルが高いと言えるでしょう。

そのため、仮想通貨初心者にはハードルが高いですが、保有する金額が大きくなってくるようであれば取り入れることをおすすめします。

 

入手しづらい

引用:https://unsplash.com/photos/IlrpBJHqAYc

 

ハードウェアウォレットは、その人気から非常に入手しづらいものになっています。
特に人気の種類のハードウェアウォレットは、使いたいときにすぐ購入するのは難しいでしょう。


そのため、ハードウェアウォレットを使用してセキュリティ対策をする場合も、ハードウェアウォレットを入手するまでの対策も立てるなど、いくつか分散させたセキュリティを考えておく必要があります。

 

操作が難しい

引用:https://unsplash.com/photos/Kr8Tc8Rugdk

 

ハードウェアウォレットの操作は、簡単とは言えません。

専用ソフトをインストールしたり都度コードを入力したりする必要がある点は、安全性の担保には欠かせない点ですが、煩雑に感じたり手間に感じたりする場合もあると思います。

また、日本語情報が少ないという点も使いづらい部分ですし、さらにアップデートも多いため煩わしさを感じるという人も少なくありません。

 

 

おすすめ・人気のハードウェアウォレット

 

最後に、人気のハードウェアウォレット2種類をご紹介します。

 

TREZOR

引用:https://hardwallet.store/

 

おすすめハードウェアウォレットの一つ目はTREZOR社の提供するTrezorです。


ForbesやCNNなどの大手のメディアでも掲載されたことのある実績があるハードウェアウォレットです。
ソフトウェアが全てオープンソースとして公開されていますが、その透明性の高さも評価されています。


対応している仮想通貨は多くはありませんが、NEMの保有ができることが特徴的で、NEMユーザーから多く選ばれています。

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Ledger Nano S

引用:https://hardwarewallet-japan.com/

 

人気のハードウェアウォレットの2つ目は、Ledger Nano Sです。
フランスのLedger社が提供しているハードウェアウォレットです。


Ledger Nano Sには、ボタンとスクリーンがついているため非常に操作がしやすいというのが特徴です。


そしてセキュリティ面においては、ハッキングによって外から遠隔操作をされないような仕組みも搭載されています。


対応している仮想通貨の種類も多く、割高ではあるもののしっかりセキュリティの対策をしておきたいというユーザーにはおすすめです。

Ledger Nano Sを購入する

 

ハードウェアウォレットは安全な仮想通貨取引にはおすすめ

 

仮想通貨ウォレットの一種、ハードウェアウォレットについて解説しました。

簡単にポイントをまとめます。

 

・ハードウェアウォレットは安全性の高いコールドウォレットの一種

・ハードウェアウォレットはセキュリティが高く、持ち歩き・端末を選ばないなどの利便性が高いウォレット

・反面、入手しづらく高価、さらに操作が煩雑、詐欺の危険などのデメリットも 

 

仮想通貨取引は、これからますます取り入れられるようになります。

これから先、法定通貨がなくなり、仮想通貨が主流になるというような時代も訪れるかもしれません。

仮想通貨を取り扱うときは、まずはセキュリティ面についてよく吟味し、安全性の高いウォレットを選んでほしいと思います。