時事

家は購入か賃貸かどっちがいいの?選び方を解説・ライフスタイルを見つめ直そう!

家は、購入する方がいいのか、賃貸で暮らしていくのがいいのか。
ある意味、永遠に答えの出ない疑問です。

ある人にとっては、「お得かどうか」が一番大事なポイントになりますし、また別の人にとっては「ライフスタイルに合うこと」が重要なポイントになります。

本記事では、家を購入することがいいのか、賃貸で暮らすことがいいのか、それそれのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

 

本記事を読んで分かること
  • 家を購入するメリットとデメリット
  • 賃貸で暮らすメリットとデメリット
  • 何をポイントに購入か賃貸かを考えればいいのか?

 

これから家の購入を考えているという人、賃貸で暮らしていて今後どうすればいいかを迷っている人、そんな人にぜひ読んでいただけたらと思います。

 

もくじ

家は購入か賃貸か?永遠に答えの出ない疑問

引用:https://unsplash.com/photos/r3WAWU5Fi5Q

家を購入するかどうか。
一生で一番大きな買い物と言われる家の購入、迷っている人はとても多いと思います。

ちなみに、日本政府の政策では、家を購入することが推奨されています。
住宅ローン減税やリフォームのための補助金、住宅購入のための贈与税非課税措置など、賃貸に比べて税制上は家の購入が非常に魅力的です。
しかし、その裏には国による税収の確保という目的が見え隠れしています。

お金の面だけで考えると確かに家の購入の方にメリットがありそうですが、それ以外の条件で考えることも重要です。

では、具体的に購入と賃貸、それぞれのメリット、デメリットについて見てみましょう。

 

家を購入するメリット・デメリット

まずは、家を購入することについて。
家を購入するとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
まずはそれぞれを表でまとめてみました。

メリット デメリット
家を購入 ・資産性がある
・月々の支払額をコントロールできる
・老後の居住場所確保
・家、土地への愛着
・住宅ローン利息の負担
・住宅ローン返済不能になったとき
・修繕費の負担
・固定資産税の負担
・ライフプラン変更が負担に
・最後は相続か売却が必要

では詳しく説明していきますね。

家を購入するメリット

購入メリット1・資産になる


引用:https://unsplash.com/photos/3wylDrjxH-E

まず、家を購入すると、その家が資産になっていくというメリットがあります。
賃貸の場合、家賃は月々大家さんに支払っていくものですが、あくまでも家を借りるためのお金であるため、それが積み重なって自分の資産になるということはありません。

25年、30年、35年と毎月コツコツ支払ったお金が、最終的には家を購入したときの借金返済費用になるため、家賃を支払う感覚で家を買うことができます

購入メリット2・月々の支払いをコントロールできる


引用:https://unsplash.com/photos/-8a5eJ1-mmQ

家を購入すると、ローンを分割した分を月々支払っていくことになります。
自分自身の払える金額に設定することで、毎月の支払いを小さく押さえておくことができます。
また収入が上向くことによって、前倒しての返済をすることも可能であるため、支払い金額を自分でコントロールできるというメリットもあります。

購入メリット3・老後に住む家が確保されている

引用:https://unsplash.com/photos/uJrRY8gUm7E

家を購入してローンを払い終えると、その後の支払いは楽になります。
マンションであれば修繕費などの支払いは残るものの、老後の年金生活に入ってから家賃を支払う必要なく安心して家に住み続けていくことができます

購入メリット4・土地や家に愛着が湧く


引用:https://unsplash.com/photos/Zm2n2O7Fph4

家を購入してそこに長く住み続けると、土地や家に愛着が湧きます
実際に、この点をメリットに考えている人は多いでしょう。
家自体に愛着が湧いて、家が自分にとって安心する場所になるということはもちろん、近所の人とのつながりがあることも住む場所を考える上では重要なことです。

家を購入するデメリット

購入デメリット1・住宅ローンの利息が不安定


引用:https://unsplash.com/photos/OHS6jMpuUnM

反対に、家を購入すると多くの場合住宅ローンを支払うことになりますが、変動金利を選ぶと支払う利息が不安定であることがデメリットです。
低金利であればいいですが、今後どうなるかわからないというのは不安な要素になります。

一方で固定金利を選ぶこともできますが、低金利の時代には無駄に感じる人も少なくないでしょう。

多くの人が勘違いをしがちですが、賃貸が家を借りるためのお金であるのと異なり、家を購入したときのローンは家に住むために借りたお金の返済です。
それが意味を持つようになるのが次の項目です。

購入デメリット2・住宅ローンが払えなくなったとき


引用:https://unsplash.com/photos/AOJGuIJkoBc

購入したときのデメリットは、住宅ローンが払えなくなったときに起こります。
失業や病気など、予想外のことが起こり住宅ローンの返済ができなくなったとき、家を売却しなければならなくなります。
買い手が見つかり相場や高めに売れればいいですが、相場よりも低かったり、売れなかったときには自分自身に借金が残ることになります。
買い手が見つからず競売にかかる・・なんてことになってしまったら、それこそ借金地獄が待っていることに。

住宅ローンが払えなくなるということはそうそう起こることではないものの、何が起こるかわからないと考えたら無視できない問題です。

購入デメリット3・修繕費や固定資産税がかさむ


引用:https://unsplash.com/photos/lCPhGxs7pww

購入すると支払う必要があるのは住宅ローンだけではありません。
住宅を維持していくために維持費や修繕費を払ったり積み立てたりしておく必要があります。
また固定資産税も毎年支払いが必要です。
特に年数が経過したマンションは、一戸建てと異なり自分の好きなように修繕計画を建てられるわけではないため、修繕積立費がかさみます。それだけで毎月数万円支払う必要がある場合も。

購入デメリット4・人生設計の変更に対応できない


引用:https://unsplash.com/photos/Y-8VPGLW86A

購入すると、よほど大きな理由がなければ住み替えることはありません。
それこそ、転勤や離婚といった予想外の人生のイベントが起こると、家を持っていることが負担になることがあります。
この場合も買い手や借主がすぐ見つかればいいですが、必ずしもうまくいくとは限りません。

購入デメリット5・相続問題


引用:https://www.pakutaso.com/20190956249post-23161.html

家を購入すると、相続の問題が発生します。
住宅ローンを支払い終わって、終の住処として死ぬまで住み続けるとしても、死んだと同時に家も手放すことはできません。
土地は売るか相続するか、どちらかしか選べないのです。
価値がある土地や家であれば相続させるのも問題ないですが、問題は全く価値がない場合です。
その場合、更地にしたり、土地として売ったりするのにも手間がかかりますしお金もかかります。
そして、子どもや親族に負の相続をさせてしまうことになりかねません。

購入デメリット6・資産価値が落ちる可能性


引用:https://unsplash.com/photos/bjej8BY1JYQ

持ち家を選ぶ人の中には、資産性を重視している人も多いです。これは持ち家のメリットでもあります。
しかし、20年〜30年後の家にどれくらいの資産価値があるでしょうか。
一生懸命ローンを返済しても、返済しきる頃には全く価値がないということもこれからの時代にはあり得るのです。
特に、少子高齢化によって、この先東京では3軒に1軒が空き家になると言われています。

空き家問題についてはこちらでも詳しく解説しています。

空き家
空き家問題の原因と解決方法|自治体の動きと民間の最新ネットサービス全国で空き家が問題になっています。 地方ほどその問題は深刻です。 高齢化が進み、親が亡くなった後の家をどうしていくの...

それだけ家の需要が落ちている中で、マンションや一戸建て、そしてその土地にはどれくらいの価値を残せるでしょうか。
さらに、台風や災害などが近年激化していますが、それにより要注意エリアになってしまうとさらに資産価値としては落ちることになります。
これまでの家を買うことが当たり前の時代から、今後は家を借りることが当たり前の時代になっていくことも考えられるのです。

 

賃貸で暮らすメリット・デメリット

続いて、賃貸で暮らすメリットやデメリットを解説します。
簡単にまとめた表も参考にしてみてください。

メリット デメリット
賃貸で暮らす ・ライフプランの変更が容易
・たくさん住み替えできる
・資産価値にとらわれない
・相続問題がない
・老後の住宅への不安
・カスタマイズ不可
・引越しや更新のたびに出費
・地方は賃貸住宅が少ない

 

賃貸で暮らすメリット

賃貸メリット1・人生設計の変更が効く


引用:https://unsplash.com/photos/_AR74EoWdy0

賃貸で暮らしていくメリットには、まず人生設計の変更がいくらでも効くということが挙げられます。
仕事を変えること、結婚や離婚、ライフスタイルを変えること、全てを自由にお金をあまりかけずにできる点が、賃貸の一番のメリットです。
住む場所や人間関係にとらわれず、自由な人生を生きていきたい、家族で楽しく自由にいきていきたいという人にとっては、賃貸であることはまさに重要になるでしょう。

賃貸メリット2・色々なところに住み替えられる


引用:https://unsplash.com/photos/B0aCvAVSX8E

賃貸で暮らすと、色々なところに住み替えられるというメリットがあります。
購入の場合は、20年〜30年かけてローンを返済することで、その分家が歳をとってしまいます。
新築で入居したときには新しいですが、30年も経つとだいぶ家は古くなってしまいますよね。
その反面、賃貸の場合には、希望すれば常に最新の機能を持つ家に住み続けることもできるのです。

賃貸メリット3・資産価値を気にする必要がない


引用:https://unsplash.com/photos/r2nJPbEYuSQ

賃貸は資産性はないため、購入した家のように資産価値を気にする必要がありません
それこそ、台風や災害などで購入した家は資産価値が大きく下がってしまうリスクがありますが、賃貸は所有物ではないためその辺が気楽です。

賃貸メリット4・相続の問題がない


引用:https://unsplash.com/photos/p2i1obyNnHU

また賃貸であれば、死後も家の賃貸契約の解約手続きを取るだけでいいため、相続や家の売買などの問題を子どもや親族に残すことがありません。
できるだけ身軽に生きていきたいという人にとっても賃貸はメリットが大きいです。

賃貸で暮らすデメリット

賃貸デメリット1・老後の住宅への懸念


引用:https://unsplash.com/photos/pgzNop1KQy8

賃貸で暮らしていく一番の懸念点は、老後に住む家をどうするかという問題です。
多くの人は60代で定年を迎えますが、その後年金収入だけで賃貸家賃を支払うことができるかどうかを若いうちから計画立てておく必要があるでしょう。
難しい場合は、70代・80代になっても働かなければならないかもしれないですし、若いうちに老後の資金をより多く蓄えておかなければならないかもしれません。
しかし一方で、老後は単身ではなく夫婦であったとしても、子どもたちが自宅を離れる分、小さい間取りでも十分になります。家賃もその分手軽にはなります。

老後の住宅の懸念点として、高齢者になってからでは賃貸住宅を借りづらいという点があります。
60代以降は例え保証人がついているとしても賃貸住宅は借りづらい傾向があります。
まだまだ家を購入することを社会的信用と紐づけて考える時代にありますから賃貸を選ぶリスクはありますが、今後その考え方も大きく変わっていくでしょう。

賃貸デメリット2・家を好きなようにリノベ・リフォームできない


引用:https://unsplash.com/photos/Te48TPzdcU8

賃貸のデメリットに、家を自分の好きなようにカスタマイズできないという点があります。
夫婦から子どもができて、兄弟が増えて・・というように間取りに変更が必要になったとき、持ち家であればリフォームできますが、賃貸の場合は住み替えるという必要が出てきます。
また壁紙を変えてみたり、床を張り替えてみたり、キッチンを最新にしてみたりと、内装にこだわりがある場合にも賃貸は向いていません。

賃貸デメリット3・引っ越しや更新のたびにお金がかかる

引用:https://unsplash.com/photos/XbwHrt87mQ0

賃貸は、引っ越しや更新をするたびにお金がかかります。
一回の引っ越し、更新はそんなに大きな金額ではなくとも、なんども引っ越しを繰り返すと大きな金額になってきます。

しかし持ち家であっても、家の修繕のための積立や、固定資産税の支払いなどでローン以外にも出費はあります。

賃貸デメリット4・地方ほど選べる賃貸住宅は限定される


引用:https://unsplash.com/photos/JuP0ZG0UNi0

関東や関西など、人口の多い地域では、賃貸住宅は余るほどあります。
単身世帯はもちろん、家族世帯でも自分の好みや条件に合わせて賃貸住宅を選ぶことは可能です。
しかし、地方はより家を購入するのが当たり前の文化です。
その地方において賃貸を選んで行く場合、現実的にもそんなに選択肢がないという問題にはぶつかることになるでしょう。

購入・賃貸どっちもどっち!新たなサービスも

賃貸と購入、どっちがいいのか条件だけ見ていても、正直わかりづらいですよね。
だからこそ、自分の生き方と住む家は、しっかり照らし合わせて考えることが重要になります。

理由はそれぞれにとってメリットにもデメリットにもなり得る


引用:https://unsplash.com/photos/__Hw50q04FI

賃貸を選ぶか、購入を選ぶか、たくさんの理由がありました。
しかしその理由は、賃貸にとってはメリットになるが、購入にとってはデメリットになるというような場合もあります。
さらにある意味ではメリットになるが、また別の意味ではデメリットになるということもありますよね。

自分のライフスタイルで選ぼう


引用:https://unsplash.com/photos/x2Tmfd1-SgA

そのため、家を買うか借りるかは、「自分がどういうライフスタイルを送っていくか」ということを抜きにしては考えられないのです。
もちろん、これからの人生を今決められるわけがありません。
しかし、「将来こうなりたい」「いつかああなりたい」というような目標や夢をイメージして、ライフスタイルを描いていくことも重要です。
そうすると、自ずと家を購入するか賃貸で暮らしていくか、イメージが湧いてくるのではないでしょうか。

賃貸と購入の間!?新サービスも


引用:https://unsplash.com/photos/kdwahpWYfQo

賃貸のいいところと購入のいいところを付帯したような、新たな住宅サービスも登場しています。
持ち家を売却して、そのままリース契約し住み続けることができるという、家のリースバックサービスです。
このような選択肢があることで、以下の問題がクリアになります。

  • まとまったお金が必要になり家を売却したいが、当面暮らせる場所は確保したい
  • 自分自身の終活として、家を手放しておきたい

賃貸か購入か、いずれかしか選べないという状況では答えがでなくとも、こうした新たなサービスが登場することでさらに選択肢を増やして考えることもできます。

家のリースバックについては、また新しくまとめてご紹介します。

まとめ・家を考えることは人生を考えること!

賃貸か購入か、どっちがいいのか?ということについて解説しました。いかがでしたでしょうか。
簡単にポイントをまとめます。

要点まとめ
  • 購入のメリットは、資産性・老後の安心・安定したお金の計画
  • 賃貸のメリットは、自由度・最新設備に住める・身軽な人生
  • 同じ条件がでも考え方によってはメリットになることも、デメリットになることもある
  • そのためライフスタイルに応じた吟味が大事
  • 未来はわからないが目標や夢をイメージすることも重要
  • 新たなサービスで選択肢を増やすという手段も

 

住む家は、多くの人にとって大事なポイントです。
よく情報を集めることも大事ですが、自分のライフスタイルを見つめ直すきっかけにもなります。
よくよく考えて、家と共に、素敵な暮らしを楽しんでいきましょう。