「サブスク」という言葉を耳にしたことがあると思います。
サブスクリプションという言葉の略で、「定額制」という意味を持ちます。
元は、雑誌の定期購読やアプリの定期利用から始まったもので、音楽の配信や映画やドラマの見放題サービスなどがサブスクのイメージとして強いと思います。
しかし、断捨離やミニマリストがブームになってから、「モノを持たない生活を好む人」が増えてきたこともあり、サブスクサービスは大きく注目されるようになりました。
そして最近では、意外性の高い多くのサービスにサブスクが導入されるようになっています。
今日は、そういったさまざまなサブスクサービスについて解説します。
ぜひこれからのことを考えて、サブスクを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
もくじ
実用性に特化したサブスクサービス
まずは、実用性に特化している、意外なサブスクサービスをご紹介します。
YClean(ワイクリン)
ワイクリンは、1ヶ月のワイシャツ20枚を定額で借りられるサービスです。
自宅にワイシャツが1ヶ月分届くため、着てまとめて返すだけという非常に便利なサービス。
ワイシャツのメンテナンスは非常に大変です。
洗う・干す・アイロンをかけるはルーティンですが、加えてシミ抜き・買い替えと本人や奥さんの負担は大きいものです。
そもそも、ワイシャツを普段からクリーニングに出しているという男性は多いですが、クリーンニングに出しに行く手間、取りに行く手間も負担になるものでした。
サブスクサービスであれば、主婦の負担も減りますし、単身赴任の男性も清潔なワイシャツを毎日着ることができます。
サイズが変わったり、汗汚れなどがあっても気にしなくていいのはメリットです。
このサービスは、毎月8,800円からでプランに応じてワイシャツのグレードなどが上がっていきます。
サブスク自販機
引用:https://everypass.acurepass.co.jp/
エブリパスは、初めてサブスク自販機の導入に乗り出しました。
月額980円で、同社のオリジナルドリンクの中から好きな1本を毎日受け取ることができるというサービスです。
駅の中にこのような新しいイノベーション自販機をみたことがあるという人も多いと思いますが、この自販機とアプリが連動して毎日好きな1本を受け取ることが可能です。
初月は980円で受けられるサービスですが、翌月からは自動で2,480円のサービスに切り替わり、イノベーション自販機内の全てのドリンクから選べるようになります。
この企画は、当初500人の限定で募集されたものでしたが、定員の18倍の9,000人の応募があったということ。
この利便性が分かれば、翌月のプランアップでも離脱する人は少ないのではないかと言われています。
また、このサービスはイノベーション自販機単体の収益を伸ばすということが目的なのではなく、このサービスによってエキナカを利用する人が増え、全体的な収益アップにつなげることが狙いであるとのこと。
便利なサブスクサービスによって、その場を日々訪れる人が安定的に増えるということは、サブスクサービスから派生する二次的なメリットとも言えますね。
趣味・嗜好に特化したサブスクサービス
続いて、趣味や嗜好に特化した意外性の高いサブスクサービスを見てみましょう。
BLOOM BOX(ブルーム・ボックス)
引用:https://www.cosme.net/bloombox/m/?route=order/reserve
ブルームボックスは、毎月1,620円の定額で、自宅に話題のコスメが届くという定額サービスです。
ボックスには毎月5点ほどのアイテムが入っています。サンプルサイズやミニサイズのものもありますが、現品サイズのもので用意されているものもあります。
何よりも嬉しいのは、安い価格でさまざまなコスメが試せるというところだと思います。
日々新しいコスメアイテムが登場していますが、高いものほどなかなか試せないものですが、このブルームボックスはデパコスや有名ブランドが入ることもあるそう。
このサブスクリプションを契約して、自分のお気に入りのコスメを探すというのもいいアイデアだと思います。
メイクやヘアケアが好き、こだわりたいという人にはうれしいサービスですね。
HIDEOUT CLUB(ハイドアウト・クラブ)
ハイドアウトクラブは、バーやウイスキーが好きな人のためのサブスクアプリです。
月額1,500円のプレミアム会員になれば、毎日都内の提携しているバーでウェルカムドリンクを1杯無料で飲むことができます。
毎日飲みに行ったとしたら、1杯50円という安さです。お酒好き、バー・ウイスキー好きは絶対に登録した方がいいおすすめアプリです。
これにより、なかなか新規の顧客がつかないバーも、より開かれることになります。
アプリの中には、お店を紹介するような情報や、お酒好き同士で繋がることができる機能が充実しているためお酒を通じたコミュニケーションを楽しみたいという人にもメリットがあります。
Bloomee LIFE(ブルーミー・ライフ)
ブルーミーライフは、お花のサブスクサービスです。
テーブルや玄関などに飾れるようなちょっとしたお花が、毎週や隔週などと定期的に配送されます。
女性で家にお花を飾ることが好きで、割とよくお花屋さんに行って花を買うという人は多いです。
そんな人のためにも、フラワーコーディネーターがアレンジするお花が自宅に届くのは画期的なサービス。
送料は別途かかるものの、1回あたり500円からサービスが受けられます。
うれしいのはポストに投函されたり、ドアノブに引っ掛けられる形で届けられるという点。
自宅にいなくても受け取ることができるのは最大のメリットです。
ブルーミーライフには法人向けのプランもあり、小さい会社やお店などに飾っておくお花を用意するのにもおすすめです。
時代を変える!新たなサブスク賃貸サービス「OYO LIFE」
OYO LIFEは、敷金礼金などの初期費用無料・水道光熱費込み・wifiネットワーク費用込みで住む場所が選べる画期的なサブスク賃貸サービスです。
関東を中心に物件が用意されており、1ヶ月以上から契約することが可能です。
賃貸であることはすでにサブスクを意味するわけでもありますが、敷金礼金や仲介手数料、鍵交換費用などの住み替えのはじめにかかる費用は一切不要です。
その分、多少家賃相場は高めに設定されていますが、短期間で住み替える人にとってはかなりメリットがあります。
そのほかにも、布団などの寝具や、掃除機・洗濯機・冷蔵庫などの大型家具、台所周りの鍋類などはすでに用意されており、当然水道やガスなどのライフラインも自分でひく必要がないため、入居したその日からすぐに生活をスタートさせることができます。
実は、このOYO LIFEのサブスク賃貸は、私も一度利用したことがあります。
個人的には、、
- 全ての契約がweb上で完結する点
- お部屋が清潔で過ごしやすい点
- サポートが充実している点
- 費用が明確な点
- 退去時もスムーズで楽
こういった点が便利でよかったです。
働き方が多様化し、さまざまな土地に住むことができる人も増えています。
これからますますこのサブスクリプション型の賃貸は注目されていくと思います。
サブスクによって変わる暮らし方
引用:https://unsplash.com/photos/iJY-h1wEMK4
サブスクがメジャーになることによって、私たちの暮らし方が買うから借りるへ移行し、お金の使い方や流れ方が大きく変わってくると予想されています。
今後、車や家などのような大きなお金がかかるものを買う人は、ますます少なくなっていきます。
今、amazonの配送や、ubereatsによる食事の配送、スーパーの配送サービスによって、買い物がどんどん便利になっています。
車を使って買い物に行かなくても、家にいて全てが揃ってしまう時代です。
これから、車を所有してたくさん買い物をするということは減ってくると思います。ただでさえ、温室効果ガスの削減が大きく求められている日本ですから、これは間違いなく時代に沿った流れと言えるでしょう。
また都心では、15年後には3軒に1軒が空き家になると言われています。
そうなるとますます持ち家の価値は下がり、家を所有していることが不利になる時代はすぐに訪れてしまいます。
今私たちの暮らし方は大きな移行期にあるのかもしれません。
時代の流れをよく読み、自分たちのモノの持ち方、暮らし方、ライフスタイルについて自分自身で考えていく必要がありそうです。
まとめ・サブスクは今後もっと浸透する
意外性の高いサブスクサービスをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
すでにたくさんのサブスクサービスは生まれてきています。
資源を無駄にしないという意味でも、できるだけモノを所有せず、共有し合いながら使っていく時代はもうまもなく当たり前になってくるでしょう。
反面、サブスクによってこれからたくさんのビジネスが生まれていくことはすばらしいことです。
これまで大手にしか顧客が集まらなかったような隠れたサービスも、サブスクによって注目されていくかもしれません。今後にますます注目です。