2019年10月、消費増税が始まりました。
それと同時に政府より打ち出されたのが、キャッシュレス決済ポイント還元事業。
お店の規模にもよりますが、
現金以外の方法で決済をした場合にその金額の2%ないし5%が還元されるという政策です。
これにより、政府は日本の決済のキャッシュレス化を目論んでいます。
なぜ政府がキャッシュレス化を促進させたいのかについては、以前この記事に書きました。
キャッシュレス化が進まない日本|政府の本当の狙い・世界のキャッシュレス化事情も
しかし、このキャッシュレス化や日銀のマイナス金利政策を皮切りに、日本の銀行がどんどん規模縮小していくと言われています。
そこで今日は、
・日本の銀行の現状
・日本の民間銀行の大きな方針転換となる口座維持手数料について
・将来銀行はなくなるのか?
以上について詳しくまとめます。
5分くらいで読めますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
日本の現金主義が強い理由
引用:https://www.pakutaso.com/20181251364post-19084.html
キャッシュレス化が進んでおり、キャッシュレスで買い物をした方がメリットが多くなってきていますが、
それでも現金主義を貫いている人は大勢います。
確かに、いくら使ったのか一番わかりやすいのは現金ですし、いまだに銀行を信頼せずタンス預金をしている、なんて人も大勢います。
日本のキャッシュレス化が進まないのはなぜ?
キャッシュレス化が進まない日本|政府の本当の狙い・世界のキャッシュレス化事情も
以前にもご紹介したように、日本でキャッシュレス決済が進まない理由としては、
・現金に一番の信頼を置く現金主義者が多い
・現金以外を使えないお店がまだ多い
・キャッシュレス決済によるメリットを知らない人が多い
以上のような理由が挙げられます。
ちなみに、今回の消費増税に伴うキャッシュレス決済ポイント還元事業によって、多くのお店がキャッシュレス決済を導入していますから、
「現金以外に使えないお店がまだ多い」という理由についてはだんだんと改善されていくと思われます。
日本はATMが異常なほど便利
引用:https://www.pakutaso.com/20170326066atm.html
そして、日本でキャッシュレス化が進まないもう一つの理由にコレがあります。
「現金が便利だから」
日本は、現金を使うことが非常に便利な国です。
特に、外国と比較しても、日本が現金を便利に使える国であることは明白です。
なぜなら、いたるところにATMが設置されているからです。
民間銀行の経営が苦しい理由の一つに、ATMにかかるコストがあげられます。
なんとその金額は、年間で1兆円とも言われています。
日本のATMの台数はなんと、20万台とも言われています。
最寄りの銀行いにATMがあるのはもちろん、家のすぐ隣にあるコンビニにもお金を引き出せるATMが設置されています。
お財布の中にお金がない!という状態でも、手数料さえ払えば、真夜中でも早朝でもお金を引き出すことができるのです。
日本は現金を使うのがとても便利な、現金主義を貫きやすい国なのです。
しかし、便利な反面、そのATMが設置され維持されているのは、私たちがATM手数料をこまめにたくさん払ってしまっているからでもあります。
ATM一台を設置するのにかかる費用は、200万円〜500万円程度。
そして、それを毎月維持するのに、30万円程度かかっていると言われています。
これが20万台分となると・・考えるだけで恐ろしい金額です。
そう、ATMを維持するのに年間でなんと1兆円もかかっているのです。
キャッシュレス決済が促進されて次々と導入されることによって、こまめにお金を銀行から引き出すということがなくなってきます。
当面は、銀行は決済機関に支払いをするときにのみ、お給料を受け取る場合にのみ使うツールになってくるでしょう。
キャッシュレス決済の導入によりATMを使わないということになると、銀行はATM手数料という莫大な収入を見込めなくなってきます。
反面、このATMが便利に使えることがキャッシュレス決済が日本で浸透しない理由にもなっているのです。
民間銀行は経営が苦しい
引用:https://www.pakutaso.com/20190316063post-19851.html
そもそもは2016年の日銀のマイナス金利政策にありました。
民間銀行の貸し出しを促進するために、民間銀行が日銀に預けている預金金利をマイナス(-1%)にしたことで、民間銀行の経営は非常に苦しくなりました。
このマイナス金利政策によって、特に地方銀行が大きな影響を受けたと言われています。
これにより民間銀行の経営が苦しい状況の中、さらに追い討ちをかけるようにキャシュレス決済が導入されたという背景があります。
銀行口座維持手数料導入か?
引用:https://www.pakutaso.com/20191007289108110-1.html
そこで、今検討されているのが、銀行口座維持手数料です。
2017年12月に、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンク3社が口座維持手数料の導入を検討し始めていることを、産経ニュースが報じました。
このニュース自体はすでに2年前のことですが、現在でも口座維持手数料の導入は始められてはいない状況です。
口座維持手数料は、海外ではすでに多くの国で導入されています。
しかし、全ての銀行口座に対して一律に発生するような性格を持つものではなく
・給与の受け取り口座になっていれば口座維持手数料が免除される
・常に一定の金額が口座内にあれば口座維持手数料が免除される
・無料の銀行口座は利息がつかない
このように、いくつかの条件をクリアすれば、無料で銀行口座を使うことができるようになっています。
しかし、反対に無条件で銀行口座を無料で使える日本のような国は珍しいようです。
銀行口座の保有数が1つだけ、という人は珍しいと思います。
給与の振込先に指定された、近所にATMがあって便利だから、というような理由で次々といろいろな銀行の口座を作って、そのままにしてしまっているという人は少なくないでしょう。
今後はそれらの眠っている口座にも、口座維持手数料が発生してくることが見込まれます。
キャッシュレス決済導入と同時に、銀行口座も整理しておいたほうがいいかもしれません。
いつか銀行はなくなる時代がくるのでは?
引用:https://unsplash.com/photos/2_K82gx9Uk8
このように考えていくと、いつか銀行がなくなる時代がくるのかもしれない、というように思えてきます。
実際、銀行の預金業務は間違いなく縮小されていくと言われています。
もう一つの銀行の大きな業務である貸付業務は、これからも社会にとっては必要なものです。
銀行が規模縮小してくことは考えられても、近い将来すぐに銀行がなくなってしまうということはないでしょう。
しかし、仮想通貨の台頭などで、より便利に資金調達することも可能な時代になります。
さらに投資教育が進むことで、銀行からお金を借りる以外の選択肢もこれからもっと生まれていくようになるでしょう。
モノやコトの価値の変化も激しさを増し、ビジネスが時代に追いついていくのがどんどん難しい時代に入っていきます。
まとめ・銀行が縮小するのも時間の問題・時代に追いつけ!
日本の銀行の現状や導入されると言われている口座維持手数料について解説しました。簡単に概要をまとめます。
・日本の現金主義が強い理由は、現金への信頼や利便性が異常なほど高いから
・民間銀行は日銀のマイナス金利政策とキャッシュレス化によって経営が苦しい
・銀行の経営改善のために、口座維持手数料導入と将来的な規模縮小は必須
・いつかは銀行がなくなり、新たな資金調達方法が生まれていくかも
私が就職活動をしていた時代は今から十数年前のことです。
そのころも、まだ銀行員といえば花形の職業で、銀行への就職を目指す同期や実際に銀行へ就職した仲間も大勢いました。
たった十数年で時代が変わるとは本当に驚くべき世の中です。
身近なところでは、ママ友がキャッシュレス決済の大幅ポイント還元を狙って家計の決済方法を変えるなど、身の回りにもこの動きはじわじわ浸透していきています。
流れに追いつき取り残されることがないよう、令和時代のお金の持ち方・使い方についてはより勉強を重ねていきたいですね。
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