めぐみです。ネットビジネスにはいくつか種類がありますが、輸入販売も注目されているネットビジネスの一つです。ネットビジネスを通して出会った仲間の中にも、輸入ビジネスに挑戦している人はたくさんいます。
結論から話しますが、輸入ビジネスはコツコツと続ければしっかりと収益を生み出すことができる副業ビジネスです。しっかりと行うことで成功している人も多く、ビジネススクールで輸入販売について学ぶことができるほど浸透し始めています。しかし、輸入販売だけでビジネスを成り立たせていくのはハードルが高めで安定のためにはコツやスキルも必要です。
今日は輸入販売について詳しく解説します。
- 輸入販売はどんな仕組みのネットビジネス?
- 輸入販売はどのように始めるのか?
- 個人で輸入販売を行うのは難しいのか?
- 個人で輸入販売で安定して収益を上げていくコツは?
ネットビジネスにも種類がありますが、中にはプログラミングやデザインなどそもそも特殊なスキルがないと始められないものもあります。しかし、輸入販売は経験がなくても始めやすい誰もが取り組めるネットビジネスです。副業を始めたい、今後のために自分のビジネスを確立しておきたい、そんな人たちにぜひ参考にしていただけたらと思います。
私がおすすめするネットビジネスや副業については、ぜひ次の記事も参考にしてくださいね。
もくじ
輸入販売で収益が得られる仕組み
まずは輸入販売がどのようなスタイルのネットビジネスで、どのような仕組みで収益が得られるのかについて解説します。
輸入販売はニーズにあわせて購入代行を行う手数料ビジネス
輸入販売は、いわゆる手数料ビジネスです。商品が欲しいと思っているお客さんの代わりに、購入を代行することで手数料を受け取ります。
輸入販売は、文字通り商品を海外から輸入します。「輸入」と言うと途端に難易度が高くなるように感じますよね。そのため、個人が海外から商品を購入するのは非常にハードルが高いです。このように欲しい商品があるが、海外から購入するのは手間がかかり面倒、難しそうで試せないという人のために、販売を代行して行うのが輸入販売と考えていいでしょう。
しかし、誰か特定の個人の依頼を受けて代行購入するわけではありません。そこで重要になるのが「ニーズ・需要」です。特定の個人ではなく、社会の中でのニーズを捉えて商品を仕入れ販売します。国内では販売終了していたり、国内ではあまり流通していないものをいち早く捉えて輸入しておくことで、国内で販売することが可能になります。
海外の商品を安く直接輸入して国内で販売する
輸入販売では、欲しいと思っている人が多い商品(=ニーズ)を捉えて、その商品を直接輸入し、国内で販売します。前項のように国内で手に入れづらいものを輸入して販売するもの輸入販売ですが、国内で高く売られているものを海外から安く仕入れて販売するというのも輸入販売のポイントです。
特に海外のECサイトやオークションサイトなどでは、日本での販売価格と1万円以上差があるような商品が出ていることもあります。そのような商品を仕入れて国内で販売することができれば、その差額がそのまま自分の収益になります。
輸入販売はどのように始める?
国内では購入しづらいものを仕入れて販売したり、国内の販売価格との差異が大きい商品を仕入れて販売し収益を得る輸入販売ですが、輸入販売はどのように始めることができるのでしょうか。輸入という言葉は難しそうに聞こえる言葉ですが、仕組みとしてはそんなに難しくはありません。
輸入販売の流れ
輸入販売は以下のような流れで始めます。
- 輸入して国内で販売する商品をいくつかセレクトします。
- 国内のAmazonや楽天市場などのECサイトで国内での相場を確認します。
- アメリカのGoogleShoppingなどでその商品の国外での相場を確認します。
- ①でセレクトした商品の中から、国内と国外とで価格差がるものをピックアップし、アリババ、アリエクスプレス、ebayなどの海外通販サイトで仕入れ先を探します。
- 国内のAmazonやヤフーショッピング、楽天市場、フリマアプリなどで商品の販売を始めます。(このとき到着までに日数がかかることを説明しておきます)
- 商品が国内サイトで売れたら、海外通販サイトなどの仕入れ先から商品を仕入れます。注文ごとではなく、注文や問い合わせが多い商品は多めに輸入しておきます。
- 商品が買い手に渡ると後日入金されます。
仕入れ方法はいくつかある
仕入れにはいくつかの方法があります。上記でご紹介したのはオンラインで自分で直接商品を仕入れる方法ですが、代行業者を通じて仕入れる方法もあります。代行業者を通すことで、代行業者が契約している大口の輸送料を適用してもらえることからコストを抑えることができます。
しかし代行業者を挟むということは、輸送に当たりワンクッション挟む必要があるということです。ただでさえ国外からの輸入は時間がかかりますが、代行業者を入れることでさらに時間がかかることが多くなります。輸入のための時間もかかる上に、商品の問い合わせや確認などについても都度時間がかかってしまうのです。
商品が流行に左右されないずっとニーズがある商品なら問題ないかもしれません。しかし個人の輸入販売で流行に左右されずに売り続けられる商品を見つけられることはなかなか難しく、代行業者を使うことにより発生する時間がかかるというデメリットは考えておかなければなりません。
現地に直接赴いて仕入れをするという方法もあります。しかしこの方法では、輸入販売初心者では交渉の場にも立てないことが多く、悪質なものを売りつけられてしまったり、安いものを高く売りつけられてしまうことも起こりかねません。
販売方法もいくつかある
上記で解説したのはamazonやフリマアプリなどのオンラインで販売する方法ですが、オンライン以外にもいくつかの販売方法があります。すでに個人事業として自分で店を持っている場合はその店に商品として置くこともできるでしょうし、知人のお店の一角で商品を販売することもできるでしょう。
また、Amazonやフリマアプリなどのすでに構築されたサイトで販売する場合には手数料を納める必要がありますが、自分で立ち上げたサイトで販売すれば手数料を支払う必要はありません。しかしその場合には自分のサイトが検索上位に来るようにサイト構築をする必要があり、そのためには時間もSEOスキルも必要になります。
個人での輸入販売は難しいのか?
始める流れを見てみると、輸入販売はそんなに難しくないハードルの低いネットビジネスであるように感じられます。実際に、他のネットビジネスと比べても意外と取り組みやすいものではありますが、難しい側面もあります。
始めるのは簡単だが利益を生み出すのは難しい場合も
輸入販売は始めてみるのは簡単です。しかし、利益を生み出すこと、しかも継続的に生み出していくことは難しい場合もあります。さらりと説明しましたが、前項で言う①〜④のように、ニーズがある商品を見つけ出すこと、国内と海外とで大きな差額がある商品を探し出すことはそんなに簡単なことではありません。
これは輸入販売やネットビジネスに限らず、多くのビジネスの根本です。
- 欲しいと思っている人がたくさんいるのに供給されていない商品
- 欲しいと思っている人がたくさんいて供給が追いつかない商品
このようないわゆる「ニッチ」な商品を見つけられれば利益は大きく伸びますが、その商品を見つけることが難しいのです。
個人での輸入販売の難しいポイント
そのほかにも、個人で輸入販売を行い継続的に安定した収益を得ていくためにはいくつかの難しいポイントを押さえておいたほうがいいでしょう。
言葉
輸入販売の場合、言葉がネックになることがあります。オンライン上で商品を仕入れる場合であれば、翻訳サイトを使ったりなどで何とか進めることもできます。しかし、収益の規模が広がってきて、サイトを通さずに直接現地で仕入れたりするようになると言葉は必須になります。
まとまった資金
輸入販売には、始めにまとまった資金が必要です。なぜなら、商品は最終的にお客さんの元に届いてから入金されるため、仕入れる際に持ち出しておく必要があるためです。このまとまった資金があればあるほど最初は挑戦しやすくなります。
反対に少しの資金しか用意できない場合には、最初の商品はしっかりとリサーチして失敗のないように少しずつお金を増やしていく方法を取ってみましょう。
作業時間
輸入販売は毎日コツコツと作業をすることが重要です。特に副業として輸入販売を行う場合、そんなにたくさんの時間を割くことはできないと思います。
しかし、商品を購入したいお客さんの対応、狙っている商品の価格リサーチ、仕入れ業務などを考えると、一日中パソコンに張り付く必要はないですが、できるだけ毎日作業をすることが必要になってきます。一日数時間であっても、その作業を毎日続けるということは結構大変です。顧客対応や価格リサーチなどの作業が苦手な人には向かないでしょう。
法律
輸入には法律が関わってくることがあります。
麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚せい剤、あへん吸煙具。けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品。爆発物、火薬類、化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質。感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等。貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)。公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品。児童ポルノ。特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品。不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号までに掲げる行為を組成する物品
参考:http://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm
このように、商品によっては輸入が禁止されているものがあります。禁止されている商品を扱ってしまうと処罰を受けることになります。
また正規品と記載されていても、仕入れたら偽物だったという場合や、著しく品質が悪かったというような場合もあります。このようなリスクを考えておかなければならないということを覚えておきましょう。
価格設定
国内で人気がある商品、需要があり供給が追いついていない商品を独占して販売できればそれに越したことはありませんが、そのような輸入販売ビジネス上人気の商品は、すでに他の競合が仕入れて販売していることも少なくありません。
そうなると、価格競争が始まります。この場合、価格設定が非常に難しくなります。特にたくさんの商品を扱いながら総合的に収益を上げていく場合、個々の商品の販売状況や単価は非常に需要な要素になります。売れ残らず、赤字にもならないギリギリの価格設定を計算しながら行うことも場合によっては重要になります。
個人が輸入販売できるフランチャイズも登場
始めるのは簡単でも、利益を出して安定して継続させていくのは個人ではなかなか難しい輸入販売ですが、それでも挑戦してみたいという人のニーズによって個人で輸入販売できるフランチャイズも登場しています。
輸入販売のフランチャイズでは、商品リサーチをしっかりと個人で行うことが求められますが、商品の仕入れや仕入れたあとの国内販売のためのサイト運用、適切に収益を上げるための価格設定などは全て本部のシステムが代行してくれます。個人で輸入販売を行うことの難しさは言葉や法律、価格設定などですが、輸入販売を行うための研修も実施されており赤字が生まれない仕組みがすでに整っています。フランチャイズ本部がしっかりとついてくれていることで安心感を得ることができますよね。
輸入販売のフランチャイズを運営する企業については以下の記事でも詳しく書いています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
輸入販売のコツ
輸入販売は誰でも始められるハードルの低いネットビジネスです。インターネットで世界中とつながっていますし、仕入れた商品を販売するサイトもすでに構築されていて誰でも出品することができます。ここからは、輸入販売をうまく進めていくためのコツについて解説していきます。
需要と供給・購入する人の気持ちについて深く考える
輸入販売だけではなく、どんなビジネスでも需要と供給の考え方は根底にある大切な要素です。需要がないものを販売しても売れませんし、供給過多の商品を販売しても売れません。選ぼうとしている商品に需要があるのか、すでに供給され尽くしている商品ではないのか、リサーチをしっかり行う必要があります。
そして需要について考える上で、購入する人の気持ちについて深く考えてみることは重要です。その事例の一つとして、ターゲットをより細かく絞ってみる方法があります。
「30代女性」だけで商品を探そうとしても、条件が広すぎますし、その条件だけで拾えそうな商品はすでに供給されています。大手がコストをかけて提供し尽くしているものは、安く手に取りやすいところに売られているからです。「30代女性、育休中、産後太り」これだとどうでしょう。かなり絞られている上に、日本では浸透していないダイエット方法などを海外から仕入れることができそうなイメージもありますよね。さらに働いている女性の育休中ということで、ある程度家計に余裕があり購買意欲が高いイメージも湧きやすく、商品選びが非常に容易になります。
このように、ターゲットにしたい相手を絞ることで、さまざまな角度からそのターゲットにアプローチすることができますし、だんだんとコツを捉えられるようになります。個人が輸入販売で商品選びをするには、ターゲットとする相手の気持ちを考えて大手と差別化できる商品を選ぶことがコツの一つです。
メディアや社会の動きに敏感になる
メディアで話題になっている商品を選ぶことや、社会の動きに敏感になることも重要なコツの一つです。テレビはもちろん、インスタやtwitterなどのSNSで注目されている商品は、多くの人が注目している可能性のある商品です。
また、芸能人や有名人などがブログやSNSなどで紹介している愛用品などもその芸能人や有名人のファンからのニーズが高く、売れることが予想できます。日本にまだ上陸していないブランド品や、すでに日本を撤退してしまったブランド品も国内からでは手に取りにくいという理由から注目される要素が大きく、売りやすい商品です。
このように、輸入販売を行うのであれば、メディアやSNSなどをよく観察して、どんな商品が今国内で話題になっているのか、どんな商品・どんなキーワードの検索数が多いのかについて常に情報を確認しておく必要があります。輸入販売が毎日コツコツと短時間でも作業をすべきである点はここにもあります。日々流れていく情報をしっかりキャッチすることが輸入販売で成功することのコツです。
トラブルが起こりにくい商品選び
トラブルが起こりにくい商品を選ぶということも非常に重要です。クレーム件数が多い商品を選ぶと、クレーム対応に時間を取られたり、商品の変更や返金手続きなど付随するさまざまな問題で非常に費用対効果が悪いです。できるだけサイズ展開がない商品や、故障が発生する商品ではないものを選ぶことをおすすめします。
また法規制に触れない商品を選ぶことも大切です。法規制がかかる可能性がある商品は、理解し対応するのが非常に難しいです。個人輸入する上でこれらの法規制について一つ一つ理解した上で選ぶことはハードルが高く、万が一法規制に引っかかった場合多額の罰金を払うことにもなりかねません。
トラブルではありませんが、効率のいい商品選びをする上で利益率の高い商品を選ぶことも重要です。例えば、形状が大きく単価が安い商品よりも、小さく高価な商品の方が輸送コストがかからず利益率が高いですよね。できるだけコストがかからない、効率がいい、手間がかからない、そんな商品を見つけるためにしっかりとリサーチを重ねましょう。
まとめ
輸入販売について詳しく解説しました。これから始めたいと考えている人も、まずは内容について知りたいという人も理解を深めていただけたのではないでしょうか。
以下に簡単にポイントをまとめておきます。
- 輸入販売は、海外価格と国内価格との差額から利益を得る物販ビジネス
- 輸入販売はオンラインで仕入れてオンラインで販売できるため簡単に始められる
- 輸入販売で継続的に利益を出すのは、言葉・作業時間・法律・価格設定などの観点から個人では難しい場合も
- 個人では安定が難しい輸入販売のために、輸入販売のフランチャイズビジネスも登場している
- 輸入販売で重要なのは売れる商品リサーチ・買い手の気持ちやメディアの動きを考えた商品選び、トラブルの生まれない商品選びが大切
2020年には5Gも登場しますが、オンラインがますます便利になることで活性化するビジネスは多くあります。輸入販売もその一つと言えるでしょう。個人で成功するにはとにかく情報収集力が重要なスキルとなります。情報の集め方や吟味の仕方についてはまた別記事で具体的に紹介しますね。