「お金持ちになるには五つの道がある」このように唱えるのは、『ユダヤ人大富豪の教え』の著者でありお金の専門家である、本田健さんです。長年に渡り”お金持ち”について研究してきた本田さんが結論付けるのは、富裕層になるためには今も昔も変わらず、ルートがあるということです。
そのルートのうちの1つが「投資」だと言います。株やFX、不動産、仮想通貨など、自己資金を投じて、将来的にかけた金額以上の儲けを期待するのです。例えば2018年代に世の中を沸かせたビットコイン。仮想通貨投資が何百人という”億り人”を生み出し、成功者を羨んだ人は多かったはずです。
仮想通貨は現在下火になっている印象を受けますが、今、資産を増やし財を成したいと考えるならば、株式投資が堅実かもしれません。本則市場(東証などの一般市場)に名を連ねる企業は、厳しい審査と、連結純資産額10億円以上などの一定基準をパスしており、社会的信頼度の高い会社ばかりです。
企業の素姓が判然としている安心感、好きな銘柄を選んで、配当金や株主優待を受けられるメリットの多さ、株式投資は自分のスタイルに合わせられる点が良いですね。しかし、いざ株式投資に挑戦してみようにも、やり方が分からない、何から始めたら良いのかサッパリ…というのが私のような超初心者です。
そして株について勉強を始めても、数字の羅列や難しい専門用語、乱高下するチャートが目に入り、学ぶ意欲が削がれることも”初心者あるある”ではないでしょうか。本日のブログでは、初心者が株式投資を考えるにあたり、その基礎知識や仕組みが非常に解りやすく記載されている本をご紹介したいと思います。
本と言っても専門書やビジネス書ではなく、全てマンガで学べるラインナップを揃えました!「株で儲けたいけれど、正直なところ勉強するのは面倒…」という人でも、電車のなかや隙間時間で手軽に読めるところがマンガの魅力です。「株式投資について簡単に楽しく学びたい!」と思う方にオススメの記事となっています。
もくじ
厳選6冊!バラエティー豊かな株式投資マンガ!
初心者が株式投資を始めるにあたり、最初に行き詰るのは「何をどう買ったらよいか分からない」というところでしょう。右も左も分からぬまま、証券窓口で勧められた株を購入しても、恐らく勝てません。
株で利益を得るためには、正直に言えば1からしっかりと勉強したいところです。しかし、忙しくて時間がない人も多いでしょう。今からご紹介するマンガは、株式投資がどういった形態を取っているのか、専門用語や株に対する考え方など、投資について全く知識のないまま読み始めてOKなものばかりです。
株についてのマンガは非常に多く出版されているため、自分の目的に合った本を選びたいという時にでも、選択の幅が広く用意されています。簡単に楽しく株を学べるものから、マンガのストーリー自体に熱中させられるものまで、その種類はとても豊富!投資目的に合う1冊を見つけるというのも、また面白いですね。
ドラゴン桜でおなじみの作者が送る『少年よ、学び儲けよ!そして大金を抱け!!インベスターZ』/三田紀房
最初にご紹介したいのは、ドラゴン桜の作者で有名な三田紀房氏の『インベスターZ』です。ジャンルとしては学園ものですが、投資の基礎知識から運用に対する考え方、お金と真剣に向き合うことなど、ノウハウのみならず、投資の心構えを教えてくれるような作品です。
舞台は創立130年という歴史を誇る超進学校、道塾学園です。主人公の財前孝史はこの学園に成績トップで入学し、その他大勢の学生と同じように高校生活を送るはずでした。入学後野球部に入部を希望する財前でしたが、実は彼には入るべき部活が決められています。
それは「投資部」です。投資部は学園の秘密でもあり、日本最高の教育水準を誇る道塾学園の学費が無料と言う理由は、この投資部にこそあったのです。各学年成績トップ6が入部できる極秘の部活動。彼らの使命は、3000億円を資産運用し、8%以上の利回りを生み出すことでした。
「俺たち投資部が資産運用した利回りで、学校を経営しているのさ」年間利益240億円を稼ぎ出すという投資部員たち。その一員となった財前はこの先、投資や資産運用について学んでいきます。負ける事を極端に嫌う主人公が、先輩とともにどのように成長し、投資と関わっていくのか、先の展開が気になる大作マンガとなっています。
坂本システムで1年で資産を10%UPさせる『坂本タクマの実戦株入門』/坂本タクマ
現役トレーダーでありマンガ家でもある坂本タクマ氏は、投資で勝つために独自のシステムを採用しているようです。元本450万円を1年間で10%増やし、10年で10億円に化けさせたという坂本氏。勝つための株式投資入門マンガですが、作者は特に「絶対に失敗したくないという人に読んでほしい」とコメントを残しています。
著者からのコメント
坂本タクマ、約2年ぶりとなる待望の新刊は実践株取引漫画だ。これまでのすべてを掛けて3年間研究した成果の全てがココにあるので、ぜひともご一読いただきたい。
ライブドアショックや村上ショックをプラスで切り抜けたという”坂本式システム”。坂本氏自らがトレーディングシステムをプログラミングし、構築したシステムの指示に従って株の売買を行うという仕組みです。独自性の強いトレーディング方法ですが、システムを開拓した著者が、そのノウハウを伝えるというハウツー本。
斬新でかつ自由な発想がギャグとして描かれていますが、作者が実際に大もうけしたり、損をしたりと投資に浮き沈みする様子に、読み手としては現実味が沸きます。かかる労力や負担、一喜一憂する精神など、初心者が株を始める際の心構えとして、この辺りを知っておいて損はないかもしれませんね。
投資家あるあるが詰まった1冊『新感覚投資コメディ 株に恋して』/雄山スズコ
これから株式投資を考える人向けに、専門用語集や株についての解説が記載された1冊です。コメディ調でストーリーが展開していきますが、株式投資の基本を学ぶというよりは、「株を始めるとこんな心境になりがち」というような、”投資あるある”が描かれたコミックエッセイです。
株に憑りつかれたOLはるかは、中途採用で入社した同い年のあずさを投資の世界に引きずり込んでいきます。はるかは”日経平均”や”安値更新”といった文字に敏感で、4桁の数字を聞けば銘柄コードとリンクさせるほど、株に没頭している株ジャンキー。
最初は株はギャンブルだと豪語していたあずさも、そんなはるかに影響され、次第に投資に目覚めていきます。
あずさ:「あっつ~い!舌ヤケドしちゃった…」
はるか:「私も大ヤケドしたんだ。緑茶ブームが来ると思って伊藤園につぎ込んだのに…そのあと下がっちゃって大ヤケド~」
なんて主人公たちのやり取りも、実際の企業名を交えてリアリティがあり、それでいてコミカルにまとまっています。「株をやることは経済に参加すること」というはるかの心情から派生して、話題はアベノミクスやオリンピックといった時事的な方面へも広がります。
実は作者の雄山氏は、マンガ家であり投資家でもある方です。実際に経験した痛手や株の面白さを、ご自身の体験と織り交ぜて描いているということですが、作者はリーマンショックで7桁もの損失を被り、退くに退けなくなったところから更に投資を続け、2013年のアベノミクスでようやく長いトンネルを抜けたと言います。
掛けた金額と時期によっては、何百万という単位でお金が動くことが分かりますね。吉と出るか凶とでるかは2つに1つですが、チャートの値動きと連動するように、投資家の気持ちの乱高下も激しく、そうしたところもリアルに描写されていて、読み手を楽しませます。
気負わずにさらりと読むことができ、またそれぞれのキャラクターも際立っていてユーモラスなのが面白さを倍増させます。
どのような段階を経て利益を出し、結果がでるまでにどの程度の時間を要しているのかなど、マンガの主人公に自分を投影して、リアルなトレードを思い描くことができる1冊です。
資産170億円をもつ引きこもり少女の正体は!?『ビリオネアガール』/支倉凍砂・桂明日香
内気で人と関わることを避けてきたひきこもり少女、藤岡紫(ふじおか ゆかり)は、総資産170億という天才トレーダー。そんな紫の家庭教師として白羽の矢が立ったのは、冴えない毎日を過ごす大学生の高遠恵(たかとお けい)でした。
時給1万円のアルバイトとして家庭教師を引き受けた恵は、勉強を教えるべく紫の家を訪ねます。たどり着いた先は、超高層マンションの47階。物語はこうした2人の出会いからスタートします。恋愛体質ではない紫ですが、恵の誠実さに少しずつ惹かれ、恵もまた次第に、紫に対する恋の気持ちが芽生えます。
デイトレードの才に恵まれ巨万の富を築き上げたものの、心に闇を抱える主人公が、不器用だけれど純粋に人を好きになっていく恋心が描かれています。恋愛ストーリーという構成ですが、株取引やトレードの面白さ、お金の価値が一体何なのかなど、投資を行う人たちがどこかで心に感じることを、登場人物たちが上手く表現しています。
「(株に没頭して)自分を見失わないように気をつけろよ」
友人が、恵に言うセリフです。恵はトレードに関心を持ち、株取引で勝つようになると、仕事をすることの意義が分からなくなってきます。現実に置き換えて、その危険性やお金という価値について、今一度考えさせられる場面です。勝ち続けることで幸せになるのかと言えば、そうでもないのかもしれない、投資の根本を再考するきっかけにもなりますね。
どちらかと言えば、ストーリーに引き込まれるようなマンガです。全3巻ありますが、途中で三角関係の危機に陥る展開などもあり、デイトレード要素も加えつつ、紫と恵の恋の行方が気になるラブコメディです。
損もいっぱいするけれど、株ってなんか楽しいよ!優待目当ての株式投資が面白い!『株ぢから~儲けるだけが株じゃない~』 /佐久間智代
株トレードのノウハウや専門用語が出てくるわけではありませんが、作者の投資体験をまとめたエッセイです。アライグマに扮した著者、佐久間氏が投資についてのあれこれを教えてくれます。
1ページ目をめくると、冒頭からアライグマがこんなことを言います。「(株は)儲からないよ!」株の楽しさを伝えるはずの本で、最初からドン引きなフレーズです。加えてこんなことも!「数カ月で立派にン万円損してる銘柄とかあるよ!」…。
実は作者である佐久間氏は、証券会社窓口で勧められた投資信託で10%~20%損をし、その後トヨタの社債を購入。元本に何%かの利息がついて返ってくると証券担当者に説明されていましたが、日本経済悪化で、元本すら返せないと告知がなされます。悲劇とも言える通達を突き付けられ、かわりに受け取ったのがトヨタ株。
当時のトヨタ株は軒並み低調だったところから、さらにガクンと下がり一番最低な株価となっていました。アライグマは言います。「転換社債(トヨタ株)を買った値段の半分近く、つまり私は50%近く損をしました。(嬉しくない半額…)」
しかし作者は、株がお金だけの損得ではなく、”株主優待”と言う付加価値が付いてくることを知り得ます。投資でかなりの痛手を被りながらも、この株主優待がアライグマを株式投資にドはまりさせていくのです。
優待を目的に好みの銘柄を選んでいく様子が、心底楽しそうであり、また、自分のライフプランに合った優待を受けられる点が魅力的に映ります。旅行が好きな人であれば交通系の銘柄、食べることが好きであれば食品系の銘柄など、株主優待の得点は投資をするにあたり大きなメリットです。
株は楽しく気負わずに、ゆったり構えてやってみよう!そんなメッセージが詰まった、クスリと笑える投資マンガです。
株ビギナーの主人公が奮闘!『ゼロから始める!マンガ株入門』/竹内弘樹
こちらのマンガでまずご紹介したいのは、作者である竹内弘樹氏についてです。今やメディアやネットで話題となり知る人も多い有名人かもしれません。竹内氏は独学で株を学び、ビギナーだったところから2億円を稼いだことで一躍時の人となった実力者です。
そんな著者がそのノウハウを包み隠さず全て記したのが、『ゼロから始める!マンガ株入門』です。主人公であるミサキは株とは縁遠い女の子でしたが、台風被害を受けた村を救おうと投資に興味を持ちます。
主人公が知識0のビギナーという設定が、読者に寄り添っているところです。初心者が基礎の基礎から学んでいけるよう所々で補足がされ、ストーリーに置いて行かれません。
投資をする際にどこの銘柄を選ぶべきか、という点が肝心なポイントとなりますが、チャプター4の”実践!銘柄選びと売買のタイミング”を読むと、その見極め方が丁寧に記されています。初心者は、何がわからないのかが分からない、といった状況にお陥りやすいものです。
そうした心理をよく理解しているようで、勝つための具体的な手法が細かく説明されている点、テクニックや知識がさらに深まります。欲しい情報がしっかりと書いてある、というところが好印象で、キャラクター達と一緒になって順を追って学んでいく感覚が子気味良い本です。
ハルカは果たして地元を救う事ができるのでしょうか。かわいいいタッチの絵も受け入れやすく、ストーリー展開にもこだわりが見られる作品。ストンと内容が入り込んでくるのは、イラスト効果もあるのかもしれませんね。
オススメ4選!株だけじゃない!マンガで分かるFX投資
投資を考えたとき、株の他にFXを思いつく人は多いのではないでしょうか。株が企業業績に左右されるのとは異なり、FXは円やドルといった法定通貨を売買することで、利益を出す仕組みです。
資産運用のためにFXに乗り出す投資家は多いですが、巷でよく聞かれるのは「FXで利益を出すのは難しい」というところです。経済指標や時事問題などのニュースにアンテナを張り巡らし、相場を分析して取引を行う必要があるからです。
為替相場は世界の情勢や動向によって逐一変わるため、過去の為替などと照らし合わせる相場分析能力もを要します。初心者が始めるには、少々敷居が高いように感じてしまいますが、FX投資もマンガから知識を得れば、実践へと繋げやすくなるかもしれません。
知識0からFXのルールが分かる『マンガFX入門』/野村雅道 武井宏文 古井一匡
ダイヤモンド社から出版されているこちらのマンガは、FX専門用語や利益が出る仕組み、取引の基本からトレードのテクニックまで、初心者に寄り添った解説で物語が展開していきます。
マンガはストーリー仕立てで進みますが、その内容もまた面白いものです。主人公の愛は、東京の町工場「川瀬工業」を経営する父親がいます。時は2008年、急激な円高により為替相場が大幅に変動。会社は大きな損を被り、経営が困難な状況に陥ります。
追い打ちをかけるように、経理を担当していた丸子が交通事故で入院。父親は愛に、経理の仕事を引き受けてほしいと頼みます。困惑する愛は気分転換のため、友人と趣味のサーフィンをするため海へ訪れますが、ひょんなきっかけでFXのプロ、野村正道と出会います。そして毎月第3日曜日をFXレクチャーデイとし、物語はそこからFX投資の神髄へと入っていきます。
FXについて知りたい、学びたいという人には大変オススメな指南書です。例えば、米ドル(USD)日本円(JPY)ユーロ(EUR)といった具体的な通貨選びのアドバイスや、取引業者の種類と見分け方など、実践的な要素を多く含んだポイントがまとまっています。
また、FXと税金の関係や確定申告などについての疑問にも対応している1冊です。FX用語も豊富に記載されているため、多くの学びとストーリーの面白さを味わえるでしょう。愛は実家の会社経営を立て直すことができるのでしょうか。FXで良い波に乗るべく、彼女にとって猛勉強の日々が始まります。
専業トレーダーも認める分かりやすさ!マンガと図解でやさしく解説!『マンガでまるっとわかる! FXの教科書』/横尾 寧子
タイトルにある通り、FXのイロハが詰まった指南書です。マンガだけでなく、図解や注釈なども織り交ぜつつ、初心者に向けて1から丁寧に教えてくれる投資マンガとなっています。一般的にFXが難しいと感じる要所を押さえ、この1冊を読めばFX投資の流れが一通り分かるほど、視覚的に分かりやすく描かれています。
FXとは、簡単に言ってしまえば通貨の交換で利益を得る投資です。安い時に通貨を買い、高くなったら売りに出す事で、そこで生じた差額が儲けとなります。実は仕組み自体はシンプルのようですが、儲けを出すためには売買のタイミングを学び、値動きを予測できるスキルの習得が必要だと言います。
例えばFXの分析には2パターンの方法があります。テクニカル分析とファンダメンタルズ分析、どちらも勝つために大切なスキルとなりますが、字面を追うだけでは難しいこうした説明も、図解とマンガ、そして”ポイント”を読むだけで、その分析方法がイメージできる点は、初心者としては嬉しいところです。
FX失敗例の記載もあり、どういったところに落とし穴が潜んでいるのかというリスクヘッジも、マンガのなかで学ぶことが出来ます。マンガ自体の口コミ評価も高く、その内容は「分かりやすかった!!」というものばかりです。
投資初心者である私が読み終え感じたことは、”自分に合ったトレードスタイルを見つけることが大切なんだ”というものです。マンガを通してFXの一連の流れを把握できたからこそ、FXにおいて何が重要であるのかポイントを掴めたように思います。
まず最初に手に取る本としては間違いないでしょう。かわいらしい絵のタッチも、読みやすさの秘訣かもしれません!
上海出身の為替トレーダーによるテクニカルマンガ『FX投資のすべてがマンガでわかる! ザイが作ったマンガ』/陳 満咲杜(ちん まさと)・押山雄一 (おしやま ゆういち)
上海出身の実力派為替トレーダーである陳氏が、実践的なFX投資について解説していくこちらのマンガ。乱高下するチャートを使ったトレード術や、テクニカル指標の読み方、トレンドを知るための抵抗ラインと支持ラインといった、非常に専門的な部分を解説していきます。
FX用語集なども記載されていおり、とにかく実際に投資を行う上でのテクニックや為替相場の本質、素人では読み切れない相場局面の見極め方など、その内容は濃く、読み応えのあるものです。
マンガとしてのストーリーはあるものの、どちらかと言えば”本気でFXを学ぶ人向け”に文章説明が多い形で構成されています。冒頭著者のコメントでは、”巷に溢れる「FX入門」書と一線を画すところがたくさんあると思います”とあります。
その言葉の通り、投資の基本から心構え、資金管理、為替の流動性、リスク、取引の手法など、事細かな詳細が記載されているだけでなく、プロの視点から勝率を高めるための解説が書かれています。初心者がアクションを起こす際に、大変心強い1冊になるのではないでしょうか。
特に最後の第5章では、FXの心構えとしてメンタル部分に触れています。株同様、FX投資でも損を被ることはまれな事ではなく、そうなった時のマインドコントロールがトレーダーになる準備としては不可欠だと記されています。初心者投資家を技術と精神面でサポートするような内容だと印象を受けました。
マンガの主人公、久保太一(30)は川西恵美(29)に結婚を迫られるものの不景気が理由で踏み切れずにいますが、FX投資を通して人生が大きく変わり始めるのでしょうか。その辺りの展開も気になりますね。
抱腹絶倒!味のあるイラスト+笑えるFX投資マンガ!!『楽しく学べる!「リスク on まりおくん」』/河上まりお
FXのテクニックを知りたいという人には向いていませんが、”FXを始めたら人はこうなる”というリアルを知りたい人には、大変オススメのマンガです。口コミ評価も「笑える!」「ストーリーや人物像がかなり面白い!!」など、楽しく読み切れる1冊です。
表紙に大きく書かれたキャッチ―な言葉は、「FXは面白い!でも、恐ろしい」です。主人公であるまりおくんは、一体何を経験し何を伝えてくるのでしょうか。妻と娘を支える一家の大黒柱であるまりおくんですが、夫婦ケンカする原因は8割がたがお金の話。
お金持ちになりたいと望んでいても、現実は厳しい。そう嘆くまりおくんがハマっているものが、FXでした。
最近1週間で2万2千円勝っている
フフフ…
先月は10万負けてその前は12万負けてるけど…
(リスク オン まりおくんより抜粋)
ツッコみどころ満載でありますが、実際の投資リスクがどの程度あるものなのか、という部分を読み手がよく理解できる内容です。失敗談や負けることで被るその痛手が、詳細に記されているだけでなく、お金という無機質なものが人間を狂わせていく危険性など、問題を直視したシリアスなマンガでもあります。
投資とは、のめり込みようや誤った価値観や考え方次第では、人を奈落の底へと突き落とす賭け事です。一攫千金が狙えるほど甘い世界ではなく、怖さや危険性を十分理解したうえで始めよう、このような強いメッセージ性があるように思います。
絵のタッチも笑いどころがありセリフも面白いですが、例えばチャートの乱高下を見ながら一喜一憂し、何をしていても為替の動きが気になるなど、トレーダーあるあるの描写はそこに自分を投影することもできます。
実際FXを始めたら自分もこうなるだろう、精神的に疲れそう、こうした想像をしやすいストーリー展開が、初心者に投資の心構えを教えてくれます。
実は効率的な勉強法だった!長期記憶として残るマンガ学習
株やFXといった投資のみならず、1つのことを勉強する際には少なからずストレスがかかりますね。知らない単語に出会ったり、小さなことでつまずく事もあります。また、その場でむりやり知識を詰め込んだとしも、きちんと頭に入っていなかったりと、学習のモチベーション維持は、実のところ難しかったりします。
しかし一方で、楽しみながら学んでいき、実践につなげる勉強方法もあります。それがマンガ学習法です。
漫画の学びは長期記憶に向いている
こどもの頃、歴史上の人物や偉人の伝記をマンガで読んだ、という人は多いと思います。教科書の字面を追うだけではイメージできない話も、イラストと文章が流れるようにかかれたマンガなら、物語の展開を理解しやすく、加えて記憶に残りやすいというのは、既に脳が実感しているところではないでしょうか。
昔読んだヘレンケラーやシュバイツァも、当時読んだイラストが脳裏に残って話が思い起こされます。このように人間の脳は、楽しみながら学ぶことに対してストレスを感じず、記憶しようとせずとも内容を覚えているものです。
マンガが長期記憶に向いているとのデータも多くあり、興味が沸けば沸く程に何度も繰り返し読むことに加え、映像を植え付けられるストーリーの展開が、自然に脳へとインプットされるのです。
疑似体験ができる
マンガは楽しさや娯楽として読まれることも多いですが、教育やビジネスツールとして活用されることもあります。例えば冒頭にご紹介した『少年よ、学び儲けよ!そして大金を抱け!!インベンターZ』の作者、三田紀房氏。著書である大ヒットマンガ、”ドラゴン桜”では、異色の経歴を持つ教師が、落ちこぼれ高校生を東大合格へと導いていきます。
マンガ内で出てくる独自性のある勉強法や実際の受験に役立つ知識、ガツンと心を打つセリフに、大勢のファンが夢中になりました。仮に高校性の立場で読めば、登場人物である高校生と自分を重ね合わせ、「上だけ見ろ!」と言うセリフが、まるで自分に投げかけられているかのようなエールに聞こえるかもしれません。
投資マンガであれば、主人公に自分を置き換えてリアリティを感じることもできます。マンガの登場人物を通して疑似体験ができるというメリットは、とても大きいでしょう。
文字が少なく要点を簡単に理解できる
参考書やハウツー本は、文字での説明を主としています。長々と記述が続くことで、読了した時に疲れを感じる人もいるはずです。一方のマンガ学習ではどうでしょうか。参考書に比べ、明らかに文字数が少ないですね。
詳細な説明は参考書には劣りますが、イラストと要点が簡潔にまとまった内容により、理解度が高くなります。その上、読むことに対して億劫だと感じにくく、知りたいことの全体像が掴みやすい所もマンガ学習の利点です。
マンガは買わなくても80円でレンタル可能!
マンガで学ぶことのメリットは多くあり、また1つのジャンルの中でもそれぞれの作者が伝えるものは大きく異なります。ノウハウやスキルを伝達するものから、メッセージ性の強いもの、ストーリーの展開を楽しませるものまで、その幅は多岐に渡っていますね。
読みやすくそれでいて身になる本は多く存在していますが、できれば興味のあるマンガを読破し、自分の知識として吸収したいところです。投資初心者であれば、損を出さないために、まずは本から学ぶ人も多いでしょう。
しかし勉強のためとはいえ、良いと思う本を全て買い漁るというのは、現実問題難しいところ。なぜなら本の購入には、意外とお金がかかるからです。1冊1000円程度の本を2~3冊買うだけで、1日分の食費と同じかそれ以上の金額がつぎ込まれます。
自己投資のためだから割り切れる、というのも分かりますが、買わずに安価でレンタルできるとあれば、そちらを選ぶ方が断然賢明です。なぜならDMM.comというサイトを利用すれば、1冊たったの80円でお目当ての本が手元に届くのですから!
最大20泊レンタルで返却期限に余裕あり
DMM.comでは様々な書籍のレンタル方法がありますが、その中でも”コミックレンタル”プランをご紹介します。 コミックレンタルとは、1冊80円で10冊からレンタルできるサービスです。目的のコミックをインターネットで予約し、商品が自宅に送られてくるという大変便利なもの。
レンタル期間は最大20泊21日と長期間であり、配達の時間帯指定も可能なため、在宅中に商品を受け取ることが出来ます。仕事などで日中家を空けている人にとっては、特に利便性を感じるところですね。
コミックを1冊80円で10冊からレンタルできるサービスです。ネットで借りたい作品を予約するだけで、ご自宅までお届けします。配達も返却も自宅にいながらできるので、一度に大量のコミックを満喫できます!
レンタル期間は発送日より最大20泊21日となります。(貸出冊数が30冊未満の場合は14泊15日)
返却が遅れた場合は延滞金が発生します。(1日につき25円/1冊)
返却はお電話で集荷依頼をしていただくと、ご自宅まで集荷に伺います。
また、郵便局(支店)、ローソン、ミニストップ、セイコーマートに直接持ち込んで返却することもできます。引用元:DMM.com公式ホームページ
1000万冊以上を貯蔵
累計1000万冊以上の貯蔵という圧倒的なラインナップも、利用者には嬉しいところです。ジャンルやキーワードだけでもコミック検索ができ、本当に自分が求める1冊をヒットさせることが可能です。
書店や図書館でも探し出すことが難しい商品でも、こちらのサービスを利用すれば簡単に手に入るということですね。国内最大級の品揃えが売りということで、最新のコミックからひと昔前のものまで全て用意があるようです。特に株やFX投資を考える人は、最先端の情報を収集する必要がありますね。
書店を訪れる手間なく、最新情報が記載された新作うぃ借りることも出来るため、忙しいビジネスマンは特に重宝するのではないでしょうか。
投資関連含めオールジャンルの書籍を取り扱う
投資周辺のコミックを手に取るついでに、息抜き用のコミックを借りるというのも楽しみのひとつです。コミックレンタルでは最大10冊のレンタルが可能なため、趣味や嗜好に合わせプラスアルファで楽しむことができます。
サイト内のメニュー欄を眺めると、少年コミック、青年コミック、少女コミック、レディースコミックと連なり、人気順、新着順、評価順、近日公開作品など見やすくカテゴリ化されています。
オールジャンルの書籍を取り扱うだけあり、漠然と商品ラインナップを閲覧するだけでも興味のある1冊に出会えるかもしれませんね。「このマンガがすごい!2020年特集」など、話題性あるHOTなマンガもチェックできます!
返却の手間いらずで慌てることなし
返却は郵便局やコンビニ、または集荷という方法があり、最後まで一切の手間がかからずコミックを満喫できるところは、DMM.comを利用するメリットです。店舗でレンタルすれば、返却に赴く必要があり、期日も気になるところ。しかしDMM.comのサービスでは、好きな方法でレンタル品を返すことができます。
返却はお電話で集荷依頼をしていただくと、ご自宅まで集荷に伺います。
また、郵便局(支店)、ローソン、ミニストップ、セイコーマートに直接持ち込んで返却することもできます。
引用元:DMM.com公式ホームページ
https://www.dmm.com/rental/comic/guide/introduction.html/
株式投資を漫画で学んで学習内容を記憶しよう
株式投資やFX投資を学びたいのならば、実際に証券会社の窓口で話を聞けば手っ取り早いのでは?と感じる人もいるでしょう。しかし、投資初心者がそのような方法を取るのは、場合によっては注意が必要です。
何故なら証券窓口で勧められる商品は、窓口担当者の成績に繋がる販売者が”売りたい商品銘柄”だからです。実際に私が経験したところですが、窓口で丁寧に説明された大手銘柄は、会社業績が良く伸びしろが期待できる一方で、販売手数料が驚くほど高いという事が多々ありました。
何も知識がないまま赴いてしまっては、勧められている商品について良し悪しが判断できません。販売手数料というのは、通常証券会社に入るものです。このことから、初心者だからといって専門家に丸投げするのは、大変危険な行為だと分かりますね。
投資に興味を持ったら、まずは自分の中である程度の仕組みを理解し、出来るだけ利益が出るよう臨みたいところです。損切や為替変動など、リスクも含め多岐に渡ってその実態が描写されているマンガは、投資入門としては有力な勉強ツールだと思います。
参考書に記載される難しい専門用語も、マンガでは記憶に残りやすいメリットも踏まえて、好みの1冊をチョイスするとモチベーションも上がりますね!
まとめ
株、FXどちらも初心者には難しいイメージがある投資です。いざ始めようと独学で勉強しても、チャートの読み方からトレンドフォロー、相場の判別法など、相当のセンスがなければ理解しきれないのが現実でしょう。そしてメンタルコントロールも必要不可欠なテクニックです。
投資について1から全てを詰め込もうというのは、なかなか難しいところ。まずはマンガというツールを利用して、投資の外郭を掴むことが入門者にとってはベストかもしれません。マンガには、登場人物が状況に応じて一喜一憂する様子が描かれています。
投資という面白さと怖さを、両方の面から学ぶことが出来るのです。自分も同じ状況に立たされるかもしれない、と想像できるところが一線を引く心構えとなって良いですね。今回ご紹介したマンガは、それぞれテイストが異なり味のあるものばかりを厳選しました。
購入せずともレンタルで手に取ることも可能なため、そのなかで自分のスタイルに合った1冊を見つけられると多くの学びになります!